山下 魁候補(45)=共産、新
――出馬の動機は
今回の参院選は、これまでになく平和と暮らしがかかった選挙と感じています。選挙でおおいに政策を訴え、ふるさと湯布院の日出生台での米軍演習中止や伊方原発の廃炉で、県民の安心と安全を守りたい。物価高騰から暮らしを守る政治を実現し、反戦平和ひとすじに100年頑張ってきた日本共産党を大きく伸ばしたい。
――一番訴えたいことは
憲法を守り生かす政治。9条はもとより、13条(幸福追求権)、25条(生存権)はじめ、すぐれた条項を生かしてこそ、みんなの幸せにつながると考えています。
――岸田内閣について、現政権をどう考え、評価しているか
岸田内閣を評価しない。平和の問題では、「敵基地攻撃能力」の保有検討をはじめ、首脳会談で「防衛費の相当な増額を確保する」と約束。軍事費増を国民負担に押し付けることになる。経済政策でも、「異次元の金融緩和」による異常な円安で、賃金も下がり、急激な物価高騰で、国民生活は大きな打撃で深刻化している。一方で、年金引き下げ、高齢者医療費の窓口負担2倍化強行等、評価できない。
――コロナ禍や原油高騰、物価上昇が続く中、国民生活は厳しい状況だが、国として国民へどのような支援が必要だと考えるか
物価高騰に悲鳴が上がっています。原因は、新自由主義・アベノミクスです。弱肉強食の新自由主義を終わらせ、「冷たく弱い経済」から「優しく強い経済」への転換が必要。①消費税5%へ緊急減税・インボイスは中止②大企業の内部留保への課税で最低賃金の引き上げ③年金削減ストップ、学費半額、給食費をゼロに④原発ゼロ、再エネ普及で、気候危機打開⑤男女の賃金格差をなくし、ジェンダー平等社会へ取り組む。