基礎疾患のある人は申請を

 別府市は、新型コロナウイルスワクチンの4回目接種について、18歳以上で基礎疾患のある人や重症化リスクが高い人について、事前の申請を呼びかけている。3回目の接種を受けてから5カ月が経過している人が対象。ワクチンは、ファイザー社製または武田・モデルナ社製。
 国は、4回目の接種については、全員ではなく、60歳以上の人と18歳以上59歳以下の基礎疾患のある人、重症化リスクのある人としており、60歳以上の人については、3回目を接種した人全員に毎週月曜日に接種券を発送している。3回目接種の時は、あらかじめ接種日、場所が決められた接種券を送り、変更する場合には連絡をしてもらう手法を取っていたが、今回は、以前と同じコールセンター(電話0120・797・567)かインターネットでの申し込みとなる。コールセンターは、回線を60回線とし、つながりにくさを解消。また、接種券を週1回発送することで、混雑を回避する。7月13日からは、市役所1階の市民サロンで平日の水・木・金曜日の午前9時から午後5時まで、サポートセンターを開設し、対面でも受け付けが出来るようにする。
 予約を済ませたら、当日は接種券、予診票、本人確認書類(健康保険証など)を持参を。
 また、18歳以上59歳以下の基礎疾患がある人や重症化リスクがある人については、市では把握できないため、事前に申請をしてもらう方式。自分が対象かどうかなどについては、かかりつけ医に相談を。申請は、コールセンターか、市公式ホームページ内の申請フォームから申し込むことが出来る。すでに申請を受け付けていて、別府市では「早めに申請を」としている。
 専門家の間では、ワクチンの効果が薄くなる8月頃の感染再拡大を警戒する声もあり、大分県内でオミクロン株の変異株2種類が確認されるなどしており、重症化を予防する効果があるとされるワクチンの接種を呼びかけている。