参議院選候補者に聞く②

二宮 大造候補(51)=NHK党、新

――ロシアのウクライナ侵攻などを受け、日本における安全保障についての考えは
 日本にもし何かあれば、米国が守ってくれるという日米安全保障条約ですが、日本が有事の際、米国でも有事の場合、本当に日本を守る余裕があるのか。女性や子供も大変な被害に遭っているウクライナの現状を目の当たりにし、自国でも守れる最低限の軍事力は必要ではないかと考えさせられました。「北朝鮮と日本が戦争になった場合、日本は北朝鮮に負ける」日本の軍事力はそれくらいという話もある。この事は真剣に考えるべき。
――憲法改正についての考えは
 ただ「憲法改正、憲法改正」と延々と言うのではなく、具体的に「憲法の何条は、こういう時に、こういった問題があるので、このように改正すべき」と国民に分かりやすく説明しなくてはいけないにもかかわらず、説明がない。納税し、この国を守っている国民に対し、国民無視の議論は許されない。改正するかしないかの判断は、国会議員ではなく、最終的には国民が判断すべきと考えます。
――「おんせん県おおいた」は観光県であり、アジア唯一の「宇宙港」が大分空港にできるが、観光や産業施策についてどう考えているか
 まず、現在大分県がどのような観光や産業施策をしているかを行政だけでなく、大分県民をはじめ、各関係者と確認、連携し、大分県のPR、宣伝、大分の国(県)づくり等、新たな施策を考えます。大分空港にできる「宇宙港」に関連した宇宙産業にもしっかり取り組む。今まで自民党政権下で壊され続けた農業、漁業にもしっかり取り組む。政治家が票目当てで選挙前だけ農林水産業の方と会うような、騙すような事はしません。
――県民に向けて、選挙活動の展開は
 今回の参議院選挙、大規模な選挙運動をする人は、相当な選挙費用を費やすと思いますが、そういった人が当選した場合、当選後は当然その費用を回収に動きます。その後は口ではうまい事を言いますが、生活の苦しい人から多くの税金をとり、自分は私腹を肥やします。私は、そういった事はしません。お金もかけられませんが、ユーチューブ、ツイッター、ブログ等インターネットで情報を発信し、選挙活動を展開しようと考えています。