参議院議員選挙の焦点 参謀に聞く①

安心して暮らせる街に

小手川陣営   柗本明美 後援会長

 第26回参議院議員選挙で初当選をめざす小手川裕市候補(無所属、新)の参謀を務める後援会長の柗本明美さん。
 小手川氏について「彼が反原発のことやボランティアを手伝ってくれる姿を見ているのですが、自分が未来に向かって何かをするという信念を持って活動し、ブレない人。とても真面目な人」と話す。
 候補の掲げる公約については「国防予算5兆円で出来ることとして、子どもたちの給食費や学費を無料にすることが出来る。消費税を福祉に使っているというが、全額はそうはなっていないと思っている。本当にそうなら、消費税を上げて北欧のように医療費が無料になる、学校が無料になるのなら分かるが、大きな企業の内部留保だけが増えている現状は違うのではと感じる。国防費にせずに給食費にすれば、食事が出来ない7人に1人の子どもが、学校で食事が取れるようになる」と訴える。
 また反原発について「日本は地震が多い国なので、原発を動かすべきではない。福島の二の舞になる。動かすことでリスクは上がるし、放射性廃棄物が出てくる。廃棄物をどうするかも決まっていない。福島では汚染水を海に流そうかと言っていることが間違い。これを停めるためにも原発は無くならないといけない。持続可能なエネルギーにしていくことを、先にするべき」と述べた。
 小手川候補は市民活動家として、反原発の訴えやボランティア活動だけでなく、森林ボランティアも行っている。人の手が加わっていない森林の整備活動を行っており、豊かな森林を守ることが二酸化炭素の吸収を助けることをしている。二酸化炭素の吸収力が落ちた古い木を間引いて、新しい木を植えて森林を守ることが、これからの日本には必要なことだという。
 選挙戦については「消費税の廃止や原発の停止など『れいわ』と考えは一緒。気候変動が起きている今だからこそ、自然を守らないといけない。安心して暮らせる街にしていく」と語った。