「Wライセンスコース」を開設

令和5年度入学者選抜試験で説明した

 大分県歯科技術専門学校は、来年度から歯科衛生士と歯科技工士の2つの国家資格が取得できる「Wライセンスコース」を九州で初めて新設する。16日に開催した別府溝部学園短期大学との令和5年度入学者選抜試験合同説明会で発表した。県内の45高校から校長ら約66人が出席した。
 これまで両方の資格を取るには歯科衛生科3年、歯科技工科2年の計5年間通う必要があったが、同コースは3年間で両資格を取得できる。学費も抑えられる。
 歯科衛生士で歯科技工士の資格があれば▽技工士の噛み合わせなどの知識によって治療のスピード化に貢献出来て評価がアップ▽技工の仕事も出来て収入アップが見込まれる▽歯科技工のCADデザインなど在宅勤務(リモートワーク)が出来て産休や育休も安心となり生活がアップ―など、歯科技工士で歯科衛生士の資格があると▽自分で作った補綴物を患者の口腔内で確認でき、歯科医師とのより密接な連携が可能となり、やりがいがアップ―などのそれぞれのメリットを挙げた。