小池晃・党書記局長が応援

支援者らに支持を訴える小池晃党書記局長

 第26回参議院議員選挙に立候補している日本共産党の山下魁候補(大分選挙区)、仁比聡平候補(比例)の応援に小池晃参議院議員が2日午前11時、JR別府駅西口に訪ずれ、多くの支援者らの前で支援を訴えた。
 はじめに、山下候補が「ロシアのウクライナ侵攻から4カ月が経ちました。日本共産党は、旧ソ連とも真正面から対決してきた政党です。野蛮な戦略戦争を決して許しません。世界が国連憲章と国際法に基づいて力を合わせて、一日も早く侵略を止めさせましょう。そして、自民党や維新の会は『日本も核兵器を共有しよう』『敵の基地を攻撃できる能力を持とう』など、大変危険な暴走を始めている。まともな外交もせず、何でも武力に頼るようなプーチン政権と同じ。大分県では4月に行われた米軍演習では、情報の公開はされなかった。軍事を優先する政治は、人々の生活や民主主義を踏みにじる。新たな増税、社会保障の削減につながるような軍事費の倍化はとんでもない。本当に国民を守るためにも、物価の高騰から暮らしを守るためにも、富裕層と大企業に対する異常な減税にメスを入れて、消費税こそ5%に下げましょう。暮らしに希望が見える新しい政治を作っていきましょう」と述べた。
 続いて、仁比候補が「大企業や富裕層の儲けのために、弱い者いじめの消費税を増税してきた。こんな政治が内需を冷やし、賃金が上がらないという世界で異常な成長しない国にしてしまった。これを大元から変えて、暮らしに優しく力強い経済を実現しようと頑張りぬくのが日本共産党。『暮らし守れ』の声を挙げていきましょう。暮らしをよそに、財源も示さずに大軍拡。軍事を2倍にする自民党や維新の会は、憲法9条を変え専守防衛を捨て戦争をする国にしようとしている。日本に戦火をもたらし生活を壊す道に立ちはだかり、暮らしに希望を切り開くのが日本共産党」と語った。
 最後に応援弁士の小池参議院議員が「仁比聡平候補は、戦争法や特定比率保護法など憲法と人権に関わる法案の論戦の先頭に立ってきた。大分キャノンの派遣切りの問題、九州北部豪雨の被災地に駆けつける。いつでもみんなを励ます大きな役割を果たしてきた。国会に絶対に必要な熱血弁護士なので、必ず国会に送って下さい。大軍拡反対、憲法9条を守れと言っているのは、大分選挙区では山下魁候補のみ。自民党、国民民主党の改憲勢力と山下魁との戦い」と切り出した。
 「軍事費2倍というときは財源の『ざ』の字も言わないのに、消費税減税と言われると『財源』と言う。あまりに卑劣で無責任。富裕層と大企業の減税を止めれば、消費税の減税は出来る。世界91カ国で消費税の減税をしているのは、一番効果的だからです。『値札を張り替えるのが大変』と言うが、増税のときは言っていない。『システムの変更が複雑』と言うが、複数税率でインボイスをする方がよほど複雑。すべて5%にして、インボイスを撤廃する。これしかない。自民党は理屈をつけて、消費税の減税に背を向けている。選挙で決着をつけようではないか」と訴えた。