参議院議員選挙の焦点 参謀に聞く⑤

政治に緊張感を持たせる

足立陣営   安達澄 選挙対策本部長

 今回の参議院議員選挙で4期目の当選をめざす足立信也候補(国民民主党、現)の選挙対策本部長を務める安達澄参議院議員。
 足立信也候補について「医師を22年間しており、医療の分野では確かな知識と経験がある。そして、参議院議員として3期18年の実績がある。このような知見のある議員はいないし、誰にも負けない。実績があり、勉強もして発言をするので、国会の場で見ていると足立候補の周りに若手の国会議員が集まってくる。アドバイスを求められたら真摯に答えている。若手に慕われているだけでなく、党の政調会長を務めたり、参議院の幹事長を務めている。人から頼られているポジションに就いていて、国会の中でも存在感があり、政策の部分の知恵も持っている。党や国会の中で無くてはならない存在」と話す。
 人柄は「自分の信念を持っており、ブレない強さを持っている。相談しやすい雰囲気を持っている。中道を貫いており、政治家はブレないことが大事」と語る。
 18年間の実績として▽「がん対策基本法」の制定▽診療明細書の無料発行の義務化▽「歯科口腔保健推進法」成立に尽力―などがある。
 今回の選挙で挙げている政策は▽コロナ禍の収束を見据えた医療・介護体制の構築▽交通整備とアクセス性の向上で大分県の交流人口を拡大―など。
 選挙戦について「政治には緊張感がないといけない。政治の世界でどうしたら緊張感が生まれるかというと、与野党が拮抗していること。今は数の力では、政権側のやりたい放題になっている。与党のおごりや忖度が生まれる。何としても野党の議席を守り抜いて、政治に緊張感が生まれるようにしていきたい。キャリアのある人物が大分県から選ばれるということは、県民や国民の生活のためにも大事なこと。医療分野のキャリアがある足立信也候補は国会に必要」と話す。