令和4年度第1回の別府市立図書館協議会

3年度の事業報告や4年度の事業計画について協議した

 令和4年度第1回別府市立図書館協議会(平石栄二会長、8人)が11日午後1時半から、図書館で開催された。
 古本昭彦社会教育課長が「図書館は、未来を担う子どもたちや市民の知の拠点で、身近で便利な図書館づくりに努めています。今年、節目となる100周年迎え、優良公共図書館として文部科学大臣表彰を受けました。新しい図書館整備については、実施計画を策定しており、着実に進捗しています。今後も運営やサービス向上にご尽力をいただきたい」とあいさつ。
 平石会長は「最近の図書館の活動は以前と違ってきたと感じる。図書館に来させる仕組みが随所に見られて、職員も大変尽力している。コロナ禍で困難な面もあるかと思いますが、子どもたちの健全育成や癒しの場になればと思う」と述べた。
 令和3年度の活動報告と4年度の活動予定について説明。3年度は「育てよう!学ぶ力と郷土愛」をテーマに運営目標を掲げ、おはなしの会、特設コーナーでの展示、南石垣支援学校中等部による職場体験、小学校の社会見学受け入れなどを行った。檜垣伸晶館長は「コロナ禍の影響で時間短縮、利用時間の制限などがあり、令和2年度よりは利用者や貸出冊数は増加しているが、コロナ禍前にはまだ戻っていない」とした。3年度の開館日数は296日で、来館数は延べ10万8212人。新規登録者は1284人。貸出利用者は5万9675人、貸出冊数は、本館で21万1033冊、移動図書館2万1841人、雑誌8886冊だった。
 4年度は「みんなで祝おう!開館100周年」をテーマに▽市民が集いやすい「場」づくりを目指す▽広く読書に親しむ機会を提供する▽図書館の愛好者を増やす▽関係部署との連携ーなどを重点に、100周年記念事業を年間通じて6つの事業を予定し、すでに3つは実施している。今度は、別府の歴史とともに100年を振り返る展示を予定している。
 他にも、「第3次別府市子どもの読書活動推進計画」や新図書館等整備計画の進捗状況について説明があった。