ワンベップドリームフェスティバル

キックオフカンファレンスで講演する梶谷COO

 別府市のビジネスピッチイベント「ONE BEPPU DREAM FESTIVAL(ドリフェス)」がこのほど、公会堂で開催された。
 別府で夢や理想、事業を実現したい人とそれを応援したい人が集まり、つながり、可能性の最大化を目指すイベントで、多様な人たちと新しい経済をつくることを目的としている。
 駐車場ではキッチンカーが集い「ドリームマルシェ」や最先端技術体験ブースを設置。館内では、「おしごと展」、起業家応援ブース、アバター体験コーナーなどが設けられ、賑わった。
 ステージでは、フラダンスや手品、キッズダンスショーなどの「ドリームステージ」が開催された他、「ワンベップドリームアワード2022」のキックオフカンファレンスも行われた。スペシャルゲストとして、梶谷ケビンavatarin(アバターイン)株式会社取締役COOが講演。「生身ではなく、アバターを利用して意識だけをそこに飛ばすことで、瞬間移動が実現する。この技術をロサンゼルスで発表したが、当初は富裕層へのツールだと思われ、あまり理解してもらえなかった。アバターを使って世界の人が助け合える世界がつくれることを1人ひとりに丁寧に説明し、中には応援してくれる人が出てきた。応援してくれる人がいなければ、心が折れていたかもしれない。せっかく夢を持つのなら、大きい方がいい。アバターの製造も大分県でやっています。共感してくれる人が増えると、壁の見え方が変わる」などと話した。
 アバターは、「化身」という意味で、自分自身の「分身」を表すキャラクターの名称。遠く離れた場所にいる人と会話を交わしたりすることができる。
 過去のファイナリストの近況報告や最先端技術アバターの活用事例トークセッションも行われた。
 最後に、長野恭紘別府市長が「別府にくれば夢が叶い、叶った人が次の世代を支える役割にまわっていくことが大切。いいアイデアがあっても日の目を見ないと意味がない。自分自身もウキウキワクワクしながら、面白い別府をみんなで作っていきたい」とあいさつをして締めくくった。