探究活動の手法を学ぶ

ZoomでAPUの立山准教授から多様性などを学んだ

 県立別府鶴見丘高校(阿南典久校長)1年生240人の「アカデミアラボ」が7月21日午前10時、開催され、各クラスでオンラインで行った。
 講義を通して探究活動の手法を学び、2学期に実施する「湯の町探究プロジェクト」における班別探究活動の充実を図る。
 当初、体育館で行う予定だったが、熱中症予防のため、空調の効く各クラスで行った。
 講師は、立命館アジア太平洋大学教育開発・学修支援センターの立山博邦准教授が務めた。テーマは「探究活動の手法について」。
 はじめに地域社会・日本における多様性を説明。
 「多様性とは、表層的と深層的がある。表層的には、年齢・性別・国籍・人種・民族・障がいの有無など。深層的には、価値観・ライフスタイル・宗教・学歴・経験・第一言語・コミュニケーションの取り方・得意・不得手など」
 「多様性は、互いに助け合い、繁栄できる社会、そして誰もが安心して暮らせる社会にするために大事」と説明した。
 続いて、多様性について考えるとして「普段の社会生活の中で『変だな』『おかしいな』と思うこと」を生徒がグループワークを実施。生徒は1班5人で班別に10分間で多様性について意見を出し合った。
 その中には「男性トイレを女性職員が掃除すること」「男性と女性によって、給与が違うところ」「育児は女性がしないといけないという考え方がなくならないこと」などがあった。
 10分間の休憩後、立山准教授の講義とグループワークが行われた。
 最後に、増井想士さんが謝辞を述べた。