別府市議会ICT活用推進委員会

ICTを活用した行政サービスなどについて話を聴く議員

 別府市議会ICT活用推進委員会(阿部真一委員長)は3日午前10時、「BEPPU×デジタルファースト」の取り組みに関する勉強会を行った。13人が参加した。
 別府市議会では、今年2月にタブレット端末を導入して、ペーパーレスの推進、端末等の有効活用策を調査・研究している。別府市の取り組みを知ることで、ICT(情報通信技術)を活用した議会活動の可能性を探る。
 情報政策課がデジタルファーストとペーパーレスの取り組みについて、市民課が市民サービス部門における取り組みについて説明をした。別府市は令和元年6月に「デジタルファースト宣言」をし、「市民サービス」「行政運営」「観光戦略」の3つの戦略を展開している。LINE公式アカウントを開設し、ごみ分別や学校連絡網、手続き案内サービスなどのサービスを提供。
 定形的な作業をRPA(ロボットによる業務の自動化を行うことで、職員の負担を軽減し、市民サービス向上に取り組めるようにした。デジタル化を進めることで、職員が訪れた市民1人ひとりにていねいに対応できる時間が増え、デジタルが得意な人も苦手な人もみんなが便利になる仕組みづくりを目指している。
 市民課では、窓口の混雑状況をインターネットで知ることができたり、市役所を訪れた時に受付発券機からQRコードが印刷された番号札が発券され、QRコードを読み取ることで、現在の順番を知ることが出来る仕組みを導入。密を避けている。また、マイナンバーカードがあれば、各種証明書をコンビニで交付できるシステムについても説明した。
 参加した議員は、タブレットを見ながら説明を聞き、サービスの利用状況などについて質問をした。