日出町在住の有徳蓮恩さん(11)=大神小6年、杵築ジュニア所属=が16日午前11時、本田博文町長を訪れ、日清食品カップ第38回全国小学生陸上競技交流会(8月19~21日、日産スタジアム)への出場報告をした。
有徳さんが出場するのは、コンバインドBという種目。走り幅跳びとジャベリックボールの2種目の競技の合計得点で競う。ジャベリックボールは、槍投げのようなもので、ロケットのような形をしたボールを遠くへ投げる。県大会は6月に大分市のジェイリーススタジアムで行われ、有徳さんは足をケガしながらも得意の走り幅跳びで4㍍08で2位、ジャベリックボールでは34㍍20で1位となり、2種目合計で優勝を勝ち取り、県代表に選ばれた。同大会へは初出場。
2人の兄の影響で、小学1年の時から陸上を始め、お母さんの知り合いに幅跳びの選手がいたこともあり、教えてもらうようになった。現在は、平均で4㍍30前後を飛ぶというが、コンバインドBの勝敗の鍵を握るのは、ジャベリックボール。40㍍は飛ばせないと優勝は難しいという。お父さんとキャッチボールをしながら練習をしてきた。練習場所の確保も難しく、幅跳びの練習には別府市の野口原陸上競技場まで来ることも。
有徳さんは「全国大会では、今までに練習した成果を発揮して、自己ベストを出してベスト8に入れるように頑張りたい」と決意表明。
本田町長は「高い目標を掲げ、技術力や精神力を高めてきた成果や家族の支援が今回の結果につながったと思います。自分を信じて、思い出に残る大会にしてほしい」と激励した。