古庄玄知参議と一問一答

インタビューに答える古庄玄知参院議員

 参院選大分選挙区で初当選した古庄玄知氏(自民党)が24日、本社を訪問。一問一答に応じた。
 ――今回の勝因は。
 「自民党はじめ皆さんが一致団結して支援してくれたこと。そして、2回目の選挙だったので、前回以上に知名度も上がっていたと思う。7月19日に自民党本部に行き、自民党の初当選組19人で『いっきゅう会』を作り、その代表幹事に選ばれました」
 ――初登院した感想は。
 「130年の歴史がある国会議事堂に入り、歴史の重みを感じました。2・26事件などがあり、歴史的なものを感じ、自分もその一ページに取り込まれると思うと、緊張しました」
 ――ロシアによるウクライナ侵略から半年となり、中国は台湾海峡で軍事演習を実施、北朝鮮の動向も脅威ですね。
 「政治の究極の目的は国民を守ること。国を守ること。だから『国防』は重要です。今の日本を守ってくれるのは自衛隊しかなく、その自衛隊が『憲法違反』と言われては具合いが悪い。法の不備を是正しなくてはなりません。自衛隊を憲法上問題のない存在にするため、憲法改正は必要です」
 ――食料品やガソリンなど、物価高が大きな問題です。選挙中も、その声が聞かれました。
 「物価高はよくない。その原因は、ロシアによる侵略戦争だったり、コロナ禍にあります。だから、それらの原因を早急に解決しなくてはなりません。不況で困っている事業主に有利になるよう、さまざまな補助金や融資制度の充実、新規事業の育成、援助に力を尽くしたい」
 ――ふるさと大分も少子・高齢化が進行しています。コロナ不況も相当深刻です。
 「田舎には人が住めない、働き口がない、と皆さんの声を多く聞きます。子どもがいなくなり学校の統廃合が進んでいます。都会に出て行って田舎には人がいなくなる。高齢化は仕方ないととしても少子化にはどこかで歯止めをかけないと、本質的な東京一極集中に。その勉強をして対策を立てなければなりません。地方や田舎が活性化する法案を作ればいいと思う。コロナの早期収束を目指します。いま病院が大変な状況です。コロナを絶滅するのは難しい。共存しないとしかたない。共存して経済もストップさせないことが大切です」
 ――よし、やるぞという気持ちですね。
 「36年間、弁護士をやってきた経験をいかしたい。弁護士はある事件を前にして証拠を基に弁護活動をしてきました。それが立法府の一員になり法律を変えられる側に立った。受動的な弁護士から能動的な国会議員になった。これからももっと、勉強していきたい」