10日は「下水道の日」

のぼりなどで「下水道の日」をアピール

 9月10日は「下水道の日」。62回目となる今年のスローガンは「げすいどう めぐりめぐって またあおう!」。別府市上下水道局でも、ホームページや、懸垂幕、のぼりなどを掲げてPR活動をしている。
 「下水道の日」は、昭和36(1961)年、全国で普及率6%だった下水道をアピールするため、建設省(現在の国土交通省)、厚生省(現在は環境省に所管変更)などが「全国下水道促進デー」として始めた。下水道の大きな役割の1つである「雨水の排除」を念頭に、立春から数えて210日を過ぎた220日が良いということになった。旧下水道法が制定された昭和33年から100年を迎え、より親しみやすい名前にということで現在の名称となった。
 下水道事業は当初、雨水や汚水を排除する目的だったが、昭和45年の「下水道法」によって、水質保全が目的に追加された。地中で人の目に触れることはないが、住民に安全で快適な生活を確保し、河川、湖沼、海などの水質汚濁防止を図る重要な施設。
 整備が終了した地域への接続勧奨をしているが、下水道に接続するのは自費のため、経済的理由や高齢世帯であったり、浄化槽を新しく設置したばかりなどの理由で進まないケースも。下水道課では、より多くの人に接続してもらうために、未接続の多い地区や傾向を分析し、これまでの全市で行っていた面での啓発から世帯の多いマンションや、低接続率の地域を訪問し、個別のアプローチを行い、これまでよりも一歩踏み込んだ取り組みを行う。
 下水道は一度つなげば、メンテナンスもあまり気にせずにすむことや、公衆衛生の向上にもつながるなどのメリットがある。また、無利子の水洗便所改造資金貸付制度を活用できる。貸付は42万円以内で、貸りた月の翌月から60カ月以内に、毎月7千円の元金均等償還で支払う。条件があるので、詳しいことは下水道課(電話21・1486)へ問い合わせを。