大分神楽社が八幡朝見神社で奉納神楽

天の岩戸にこもった天照大神を岩戸から出そうと試みる「戸開」を披露

 大分神楽社は8月28日午後2時半から、別府市の朝見八幡神社で奉納神楽を行った。
 はじめにお清めの舞である「五方礼始」を行った。「戸開」の演目では、古事記の「天の岩戸」と日本書紀の「磐戸」を題材とした舞いを披露。天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)の所業に激怒して、天の岩戸にその身を隠したことで、世の中が暗闇に。八百万の神々が天の安河原に集って何とか天照大神を岩戸から出そうと試みるーという物語。
 天鈿女命(あめのうずめのみこと)の舞いで岩戸から少し覗いたところを、力づくで岩戸を開けた。迫力のある舞いに訪れた人たちは固唾をのんで見守り、子どもからは「鬼さん、頑張れ!」という声援が。最後に岩戸が開けられると、大きな拍手が送られた。