豊かな個性が生む多様性

キャラバンの象徴である黄色いスクールバスの前で
PRする振付・演出の伊豆牧子さん、
DAIKIさん、クリエイティブ・
ディレクターの森下ひろきさん(右から)

 日本財団ダイバーシティ・イン・ジ・アーツ主催の「TRUE COLORS CARABANー超ダイバーシティ芸術祭ー」の別府会場記者発表会が12日正午、市役所で開かれた。
 パフォーマンスアーツを通じて、障がいや性、世代、言語、国籍など多様で個性豊かな人達と楽しむもので、2018年にシンガポールで「カラーズカーニバル」として開催したのが始まり。日本では2019年に東京で1回目が行われ、今回は、7都市を巡るキャラバンとして4月の東京を皮切りに行われており、別府市が最後の開催地となる。
 別府会場の開催は、10月23日午前11時半から午後3時まで、市役所中庭「市民ひろば」。今回のために様々な障がいなどをもちながら活躍するパフォーマーがチームを組んだ「キャラバン・パフォーマーズ」を中心に、地元住民も参加してステージが正午から行われ、午後0時半からFMラジオ番組「SCHOOL OF LOCKS!SOCIAL LOCKS!」の課外授業として、ぺえ教頭(ぺえ)、とーやま委員(遠山大輔さん)、歌手の向井太一さん、ゲストアーティストで全盲のバイオリニスト穴澤雄介さん、TCFアンバサダーの乙武洋匡さんが登場。午後2時からは、穴澤さんのバイオリン演奏がある。
 会見で、キャラバンパフォーマーズのリーダーであり、日本人初の低身長グランパーDAIKIさんが「穴澤さんとは初共演で、バイオリンに合わせて踊ったことがないので、どのような化学反応が起きるか、ワクワクしている。毎回同じステージをしても、毎回違う。より強く、美しく、楽しくやっていき、種をまき続けたい。どんな花が咲くかは、お客さん次第だと思う」と話した。