鉄輪で散策し俳句楽しむ

関係者で除幕式が行われた

 NPO法人鉄輪湯けむり倶楽部(安波秀男代表理事)は、鉄輪温泉一帯で「第1回別府鉄輪温泉湯けむり//まちじゅう美術館」を23日まで開催中。
 鉄輪愛酎会が、鉄輪温泉を訪れた観光客や宿泊客、地元住民から俳句を募集し、優秀作品を句碑にしたり、「鉄輪ごよみ」として発行してきた。鉄輪ごよみが30年目で終了することになり、後世に残していこうと考えた。平成5年から同14年までの10年分150枚をパネルにして、展示している。令和4年度別府市市民活動支援補助金事業。
 オープニングセレモニーでは、安波代表理事が「鉄輪ごよみを後世に残してたいとデジタル化をする中で、30年の中の10年分をパネルにしました。誘客につながるように、今後も続けていきたい」とあいさつ。
 来賓の長野恭紘別府市長が「ゆっくりと散策する中で、俳句や俳画が訪れる人や地元の人の目を楽しませてくれている。継続したまちづくりイベントにしてほしい」。地元の浜田博元市長は「俳句文化の栄えるまちづくりを続けてきて、大きくまちづくりに貢献していると思う」とそれぞれ述べた。
 「鉄輪ごよみ」のイラストを担当している江藤一弘さんも「いつの間にか、30年が経ちました。イラストを描く機会を与えてくれて、感謝です。恐縮しています」と話した。安波代表理事、長野市長、浜田元市長、江藤さんで除幕を行った。