車いす昇降機を設置

テープカットをする(右から)山下理事長、小貫代表取締役社長、村山さん
耐荷重180㌔㌘の車いす昇降機

 (株)エー・ディー・イー(小貫喜和代表取締役社長)は大字内竈の太陽の家敷地内にある日本初の公式ドローンサッカーアリーナに車いす昇降機が設置したとしてテープカットを9月27日午前11時、同所で行った。
 はじめに小貫代表取締役社長が「このアリーナは、2年前に完成した国際基準に則った日本初のものです。ドローンサッカーはバリアフリースポーツなので、障がい者も健常者も大人も子どもも、みんな平等に楽しめます。今後は皆さんが同じ高さでプレーできます。特注で約2カ月間で設置ができました。これを機に、障がいのある人も一緒に楽しめるスポーツということを発信していきます」。
 山下達夫社会福祉法人太陽の家理事長は「車いすの方は、障がいのない人と同じ高さで操作ができなかったが、今回の昇降機設置で共生社会の一歩となると思います。今後は操作パネルを改良し、多くの人がプレーできる共生のドローンサッカーをめざしてほしい。将来はドローンサッカーの甲子園ができればと思います」とそれぞれあいさつした。
 続いて、小貫代表取締役社長、山下理事長、太陽の家ゆたか利用者の村山弘さんがテープカットをした。
 テープカット終了後、山下理事長、太陽の家ゆたか利用者4人が実際に今回設置された車いす昇降機を使って、プールを改築して作られたアリーナに降りた。
 これまでは、他の利用者とは違いアリーナに降りられなかったため、プールサイドからドローンを操作していたが、今後はアリーナのすぐ近くでドローンサッカーの醍醐味や臨場感を体験できるようになった。
 実際に降りた4人はスカイキックを操作し、ドローンサッカーアリーナの目の前にして楽しんだ。
 村山さんは「いつもと違う視界ですね」と興奮気味に話した。