「竹と月夜の調べ」に250人

大四海波の制作実演をする後藤哲律さん(右)と網中聖二さん

 竹・ルネサンス実行委員会(岩尾一郎実行委員長)は「第22回竹と月夜の調べ」を8日午後6時、別府市竹細工伝統産業会館で開催、約250人が参加した。
 別府市民に同会館を見てもらい、改めて竹細工を理解してもらうことが目的。
 同会館の駐車場には浮灯ろう250個、竹のオブジェ15個、竹灯ろう300本が飾られ、オレンジ色の淡い光が来場者を出迎えた。
 開場は午後6時で、新型コロナ前に行われた表千家同門会によるお茶の接待はなかったが、約30人が列を作った。開場すると、検温と手指消毒をした後、プログラムを受け取り、同会館内を見学したり、駐車場に飾られた浮灯ろう・竹のオブジェ・竹灯ろうをデジカメで撮影するなどしていた。
 ステージでは主催者の岩尾実行委員長が「3年ぶりの開催です。3年前までは、お茶会や竹製品の抽選があり、多くの人が並び最終の抽選番号が600番台までいきました。しかしコロナ対策として距離も取らないといけない、あまり多くの人に来ていただいても感染の原因になっても困る。しかし竹細工伝統産業会館を別府市民の方にアピールして、秋の夜に竹の風情を楽しんでもらいたいという趣旨もあり、迷っていました。今年は、規模を縮小しての開催となりました」。
 来賓の阿南寿和別府市副市長(市長代理)が「大分県唯一の伝統的工芸品である別府竹細工です。今後もいろいろな取り組みをしていきます。今日は立派な月が出ているので、実行委員会の賜物だと思います」とそれぞれあいさつ。また、市原隆雄別府市議会議長が紹介された。
 続いて、多くの来場者が見る前で、別府竹製品協同組合員の後藤哲律さんと網中聖二さんが長さ3㍍、幅2・5㌢のヒゴを使った「大四海波」(直径約60㌢、高さ約40㌢)を編み上げた。完成すると、参加者から大きな拍手が贈られた。
 演奏会では、グループ「Torte(トルテ)」の4人が、「パリは燃えているか」「ちいさい秋みつけた」「荒城の月」など9曲を演奏した。