おおいたみのりフェスタ始まる

秋晴れの下、新型コロナウイルス感染対策を取りながら多くの人で賑わった
あいさつする広瀬勝貞大分県知事

 令和4年度大分県農林水産祭「おおいたみのりフェスタ」が22日午前9時30分、別府公園でスタートした。明日まで開催。最終日は午前9時30分から午後3時30分まで。
 初日の22日午前9時30分からの開会式では、主催者を代表して広瀬勝貞大分県知事が「県内の農林水産業の皆さんは天候不良や猛暑などの困難の中、力を発揮して大地の恵み、山海の珍味を作り出していただいております。ふるさと食コーナーでは故郷自慢の饅頭、焼きそば、ねぎ焼など考えるだけでよだれが出るようなものばかり。産地直売コーナーでは白ネギ、白菜、今が旬のナシなど、販売されています。畜産コーナーでは自慢の和牛を販売しています。ジビエコーナーではイノシシやシカが皆さんを待っています。林業では、日本一を誇るシイタケが待っています。水産コーナーでは大きなヒオオギガイがあり、例年になく出店数が多い。消費者と生産者の交流の場です。皆さんには、大分県の自慢の生産物を手に取り、食していただき、激励してください」。
 開催地を代表して長野恭紘別府市長は「コロナ禍でなかなか商品が出て行かないという声があるが、徐々に盛り返してきました。苦しい思いをして今日を迎えたと思います。今日一日、秋晴れのような一日にしてください」、来賓の太田正美大分県議会農林水産委員長(議長代理)がそれぞれあいさつした。
 続いて、登壇した主催者の壁村雄吉大分県農業協同組合中央会代表理事会長、安部省祐大分県木材協同組合連合会代表理事、中根隆文大分県漁業協同組合代表理事組合長、清田透大分合同新聞社取締役、来賓の市原隆生別府市議会議長が紹介された。
 これまで餅まきをしていたが、今回は紅白餅千袋を配布した。
 会場は、農業ふれあいコーナー14団体、パンカフェコーナー7団体、ふるさとの食コーナー33団体、ふるさと産地直売コーナー17団体、畜産コーナー10団体、木とのふれあい・木製品・林産物の販売コーナー33団体、水産コーナー16団体、その他のコーナー16団体が並び、青空の下、朝から多くの来場者が訪れた。
 来場者は開催を喜ぶ表情を浮かべ、胃袋を満たしたり、農林水産の収穫を購入していた。
 メーンステージでは、22日は県下農業系高校生による花生けパフォーマンス、別府溝部学園短期大学「琴ウェルフェアーズ」、庄内子供神楽愛好会がそれぞれステージで錦上の華を添え、お魚クイズチャンピオン大会が行われた。23日は、午前10時から別府鶴見丘高校吹奏楽部、午前11時から日田下駄ダンスパフォーマンス「日田もりあ下駄い」、正午からチアダンス「PONY―Z」、午後1時からゆふいん源流太鼓がそれぞれパフォーマンスを披露する。
 おおいたみのりフェスタは、新型コロナウイルス感染対策として▽会場内でのマスク着用▽密にならないよう人との間隔を空ける▽入場時の検温、手指消毒―などを徹底して行っている。