3年ぶりの神輿渡御も

多くの人が奉納神楽を楽しんだ

 日出町の若宮八幡神社(小石護久宮司)の例大祭が14、15日に開催され、多くの人で賑わった。
 同神社は、天徳3(959)年に八津島宮から2親を勧請して建立された。豊後大友氏の始祖である大友能直が豊後国7社の1社として宗敬して新たに社殿を建造。不遇な時期もあったが、日出藩の初代藩主の木下延俊が再建し、復興を遂げた。3代目藩主の木下俊長が寄進した桜門は、町有形文化財に指定されている。
 期間中は、参道に露店が並び、午後4時に燈明を点火。午後6時からは、神楽が奉納された。14日は庄内町の庄内原神楽座、15日は大分市の長浜神楽保存会が舞い、境内には多くの人が訪れ、趣のある神楽殿で迫力のある勇壮な神楽を楽しんだ。
 15日は、3年ぶりに神幸祭が行われ、神輿が町内を巡るとともに、日出港から船に乗り、会場渡御も執り行われた。