別府翔青高校GC科で2回目

弁論大会で優勝したフォヌア・ジュリエットさん(前列左)、
優良賞の深井聖菜さん(後列左)、
暗唱大会で優勝した山本和さん(前列右)、3位の川上萌さん(後列右)

 大分県立別府翔青高校グローバルコミュニケーション(GC)科4人はこのほど、第71回大分県高等学校英語弁論大会・英語暗唱大会で入賞した。弁論・英語暗唱の両大会での1位は2017年以来2回目。
 暗唱大会は9月4日、弁論大会は17日に開催。新型コロナの影響で、当日は発表のみで、後日入賞者に賞状などが伝達された。
 暗唱大会で優勝したのは、山本和さん(16)=1年=。テーマは「Are you going to help me?(手伝ってくれませんか)」で、お父さんが子どもを救出するために尽力するストーリー。山本さんは「難しかった。特訓のおかげで改善できた。目標にしていた1位になり、信じられなかったが達成感があった。頑張った自分と丁寧に指導していただいた結果。今後は、来年の弁論に挑戦したい。そして1位をとりたい」。
 3位の川上萌さん(16)=1年=のテーマは「The Most Important Park of the Body(体で一番大切なところ)」。母と娘の会話で、小さいときと大きくなったときの体で一番大切なところの違いと、娘が元気なところを表現した。川上さんは「大会では良いパフォーマンスが発揮できた。入賞を聞いたとき、びっくりしてうれしかった。ALTの先生たちには感謝しています。先輩たちの弁論大会の結果を見て、来年は弁論大会に出て1位をとりたいです」。
 弁論大会に優勝したのは、フォヌア・ジュリエットさん(17)=2年、トンガ=。テーマは「Words are powerful(言葉は力強い)」。中学校時代に経験したことや気持ちを伝えたフォヌアさんは「初めて賞をもらえたので嬉しい。自信がついた。次のスピーチ大会でも自分の全力を出したい」。
 優良賞の深井聖菜さん(16)=2年=(昨年暗唱大会で優勝)のテーマは「Diamonds are becoming coal(ダイヤモンドは石炭になる)」。自然が環境汚染で汚れていくのが悲しいので、改善するにはどうすればいいのかを話した。深井さんは「優良賞を受賞でき、良かった。今後の目標は、英検2級を取得すること。そして、海外の人と話す経験が少ないので、英語をもっと話せるようになりたい」とそれぞれ話した。
 弁論大会で1位となったジュリエットさんは、11月5日に大分市のホルトホール大分で開催する「令和4年度第32回九州地区高等学校英語スピーチコンテスト」に出場する。コンテストには、各県代表2人(計16人)が臨む。