「2022ひじ産業文化まつり」が29、30日に日出町中央公民館で開催された。日出町でとれた農作物や水産物、住民がつくった芸術作品などが並び、多くの人でにぎわった。
式典では、農業、水産業、商工、婦人会活動、文化芸術の各部門と子ども文化芸術奨励者の功労者表彰が行われ、本田博文日出町長から賞状と記念品が贈られた。本田町長が「それぞれの立場で町の産業の発展、地域の文化振興に貢献していただいています。3年ぶりにまつりを開催することが出来ました。地域の農水産物や文化活動を紹介し、広く情報発信をして賑わいを高めていきたい」とあいさつ。
来賓の川西求一町議会副議長、三浦正臣県議が祝辞。受賞者を代表して、商工業の井倉重男株式会社南風工藝代表取締役が「それぞれの分野で日々の活動を通じて努力をしてきました。この栄誉を励みに、一層の研さんを重ね、微力ながら町の産業・文化の発展に貢献できるように努力していきます」とお礼を述べた。
会場では、日出産の農産物、地元婦人会らによるお弁当、加工品、陶芸、段ボールコンポスト展示、カキやサザエなどの水産物など多くの商品が並んだ。体育館では、瓢箪や俳句、日本画など芸術作品が訪れた人の目を楽しませた。
第19回日出町瀧廉太郎記念音楽会では、別府市出身のピアニスト樽谷公平さんがゲスト出演。木工教室、講演会、町立日出中学校吹奏楽部のミニコンサートなどで盛り上がった。
また、関連イベントとして、11月6日まで町立図書館で「東アジアのやきもの美の再発見」開催中。11月23日午後1時半から町中央公民館で「日出藩11代藩主木下俊慈没後200年 参勤交代と日出藩~江戸・国元への旅路と日出藩主の日々~」が行われる。功労賞の受賞者は次のとおり(敬称略)。
▽農業部門=高原毅(故人)▽水産業部門=佐藤良春、川野和則▽商工業部門=井倉重男▽婦人会活動部門=安部志津子▽観光業部門=沼田辰治▽子ども文化芸術奨励賞部門=内木峰太郎(川崎小4年)