J3入会へヒアリング

ヒアリングを終えて会見した大塚俊二県サッカー協会長、佐藤耕三大分市副市長、
野々村チェアマン、長野別府市長、清原ヴェルスパ大分社長(左から)

 日本フットボールリーグ(JFL)に所属するヴェルスパ大分は10月28日午後1時半、別府市役所でJ3入会審査として、野々村芳和チェアマンによるヒアリングを受けた。
 今年6月に初めてJ3ライセンス申請を行い、条件付きで入会が承認されている。今季JFLで4位以内、Jリーグ百年構想クラブの中で上位2チームに入り、ホーム戦の平均入場者数が2千人以上などの条件を満たすことが必要だが、今季は構想クラブ上位2チームに入る可能性が消滅しており、来季のJ3参戦はなくなったが、その次のシーズンでJ3入りを目指す。
 ヒアリングは非公開で行われ、チームやホームタウンの別府市、大分市、県サッカー協会の関係者が出席。行政や関係団体、地元の支援、熱意、期待感などについて意見交換をした。
 ヒアリング終了後、会見をした野々村チェアマンは「全体として期待を感じた。試合以外の普段のチームと地元の関わりが何よりも大事。地域と行政を含めたみんなで実現しようと思えば、それほど難しくないと思う」と話した。
 清原裕輔ヴェルスパ代表取締役は「地域の人の支えでここまでこられた。チームを強くして、大分の魅力を全国、世界に発信できればと思う」。長野恭紘別府市長は「これまでもまつりやイベントに積極的に参加してもらっており、市民権は得ていると思う。総合的なバックアップ体制をしっかりして、応援したい」と述べた。