別府市の教育を語る懇談会

教育大綱について話を聴く参加者

 別府市教育懇話会(恵美健二会長)は4日午後3時、市役所で令和4年度別府市の教育を語る懇談会を開催した。学校関係者や保護者など約40人が参加した。
 恵美会長が「1人でも多くの子どもにふるさと別府を身近に感じてもらえるように、何か出来ないかと考えている。どのような時代でも、子どもたちが心豊かに過ごせるように、主体的に生きる力が求められている。学校をコアにそれを考えるため、教育大綱について考えたい」。寺岡悌二教育長は「新しい時代を生きていく、幅広い教育が問われている。PTAや地域の力なくしては、難しい。様々な立場からご協力を」とそれぞれあいさつをした。
 重岡秀徳教育政策課主事が「新しい時代を生きていく子どもたちのために~別府市教育大綱から~」と題して講話した。教育大綱では、目指す人間像として「自分らしくしなやかに生きる自立した人 互いを尊重し、『ふるさと別府』を愛する人」としている。▽「学び、育つ」ことを重視した教育へ▽地域に学び、地域で育み、地域を創る教育へ▽次代を生き抜く力を育む教育環境の整備へーを基本方針としている。
 重岡主事は「大人が伴走者として、失敗しても良いという空気を作ることが大切。子どもを主語にして、大人が環境づくりをする。子どもを信頼し、任せて、待って、支えることが重要」などと話した。