別府市が令和3年度の入浴者数発表

令和3年度に最も入浴者数が多かった不老泉

 別府市はこのほど、温泉課が所管する市有温泉施設の令和3年度の入浴者数を発表した。入浴者の総数は97万3983人で、前年と比べて15・17%減少した。緊急事態宣言など全国的な行動制限など、新型コロナウイルス感染症の影響が継続しているとみている。
 有料の入浴者数は、95万5380人で、前年と比べて37・68%増と大幅に増加した。これまで70歳以上の高齢者に対して優待入浴券を発行していたが、令和3年度はこれを廃止したことから増えたとみられる。市民の利用が多い市営温泉では、令和元年を上回る有料入浴者数となっていることからも、優待券廃止の影響がみられる。また、同じ理由から、無料入浴者数は1万8603人で、前年対比で95・90%も減少している。
 温泉別では、不老泉が13万6769人(前年対比16・53%減)、湯都ピア浜脇・浜脇温泉12万5977人(同19・01%減)、堀田温泉11万9649人(同26・14%減)、亀陽泉8万9821人(同19・34%減)、柴石温泉7万7984人(同22・44%減)、海門寺温泉7万2601人(同14・35%減)、浜田温泉6万6698人(同14・79%減)、湯都ピア浜脇・多目的温泉5万3165人(同11・34%減)、竹瓦温泉・普通浴5万2063人(同10・01%増)、田の湯温泉4万9801人(同18・92%減)、永石温泉3万5786人(同26・01%減)、北浜温泉2万6518人(同1・39%減)、別府海浜砂湯2万6212人(同29%増)、鉄輪むし湯2万3213人(同38・36%増)、竹瓦温泉・砂湯1万7726人(同65・35%増)。
 多くの施設で有料入浴者数が増えているものの、無料入浴者数が大幅に減少しているため、合計としては、前年よりも減少する形になった。