鶴見・南立石・東山ひとまち協議

協議会の人に手伝ってもらいながら楽しくイモほり
収穫したサツマイモやシイタケを使った給食を味わう鶴見小の1年生

 鶴見・南立石・東山ひとまもり・まちまもり協議会(松宮健太郎会長)は15日午前9時頃、鶴見、南立石、東山の各市立小学校1年生137人を対象に、農業体験を行った。昨年に続いて2回目。
 同協議会の東山地区は、豊かな自然があり子どもたちに農業体験を通じて、農業に関心を持ってもらい、他校の子どもたちと一緒に作業することで親睦を深めてもらうのが目的。
 城島地区でイモほり、東山地区でシイタケ狩りを体験。2つのグループに分かれて、約1時間交替で両方を体験した。イモほりでは「べにはるか」572株が植えられていて、子どもたちは軍手をして協議会の人たちに手伝ってもらいながら、ツルの下を一生懸命掘り起こした。土の中からは、大きく育ったサツマイモが沢山出てきて「とれたよ!」とうれしそうに見せ合っていた。シイタケも大きなものがとれて、原木からのとり方を教えてもらいながら、沢山収穫した。
 収穫したサツマイモとシイタケは家に持って帰って食べただけではなく、給食の食材としても使用。東山小と鶴見小ではだんご汁に、南立石小ではのっぺい汁に入れて味わった。協会メンバーも学校を訪れて試食した。
 鶴見小では、6日正午、松宮会長ら協議会メンバーや関係者9人が訪れた。猪俣比呂美校長が「子どもたちは本当に楽しかったようで、沢山話をしてくれました。学校としては、ただ収穫して楽しかったという事だけではなく、事前にサツマイモやシイタケがどうやって作られているのか。いかに多くの人のおかげで体験が出来るのかを知ってもらう学習もしました」と説明。
 松宮会長は「子どもたちの楽しそうな笑顔がみられて、うれしかった。多くの人が関わっていることを知り、美味しく食べてもらえればと思う」と話した。
 教室で給食を食べた子どもたちは「おイモがあったよ」「シイタケも見つけた」とだんご汁の中からさがしては口に運んで「美味しい」と笑顔を見せた。