別府市竹の内のビッグディッパー(稲葉朗社長)は七色に光るスパークリングワインをインターネット販売することになった。イタリアで200年の歴史があるワイナリーから輸入、ボトルのデザインはフェラーリのデザイナー、ピニンファリーナによるものだ。
「ビッグディッパー・ルミナス」(750ミリリットル、8800円)のプライベートブランドで売り出す。「別府の小さな会社」(稲葉社長)が200年もの歴史があるワイナリーと取り引きし、ピニンファリーナにボトルをデザインしてもらうとは、輸入代理店も無理な話と、最初は取りあってくれなかったが、光るボトルが特許出願中で、経営革新大分県知事承認であることなど、数年かけて粘り強く交渉し、このほどOKが出た。
光るスパークリングワインは、ボトルの底に取り付けたLEDライトが七色の光を発する。やや辛口でフルーティーな香りがして、肉、魚、デザートにも合うという。
ラベルは3パターンから選べ、お祝いごとや誕生日用のものがり、無料で名前を入れてもらえる。
今月28日から12月18日まで、MaKuakeで先行販売、12月19日から、ビッグディッパーのオンラインショップで販売する。
稲葉社長は「ピニンファリーナにデザインしてもらうことは数億円単位の取り引きになるから、とても無理と輸入代理店に言われたのですが、何回も粘り強く交渉し、やっとOKされました。私にとって奇跡のような話です。コロナ禍で外のパーティーは少なくなりましたが、家庭で楽しむものをと光るスパークリングワインを企画しました」と話している。