別府市が補正予算約6億円を計上へ

 別府市は、国や県の補正予算の編成を受けて、少子化対策、こども・子育て世代への支援等を講じるための補正予算6億1400万円を現在開会中の令和4年第4回別府市議会定例会に上程する。補正後の予算額は、635億200万円となる。
 妊娠から出産・子育てまで一貫した伴走型相談支援と経済的支援に1億1185万円。妊娠・出生届出時などで、保健師等による面談を来年1月から別府市保健センターで行う。1回目は妊娠届出時で、アンケート記入と面談を行い、出産応援金を給付。2回目は妊娠8カ月頃で、希望者に対して面談を行う。3回目は出生届出時から産後4カ月で、アンケート記入と面談を行い、子育て応援金を給付する。出産・子育て応援金は、妊婦1人当たり5万円、こども1人当たり5万円。
 保育所入所に要する経費として、送迎用バスに子どもが置き去りになって死亡するなどの事故を受けて、置き去り防止装置を設置する場合、1車両当たり20万円を補助。登園管理システムを導入する場合、1施設当たり80万円を補助する。対象は、認可保育所と幼保連携型認定こども園。
 また、公立小中学校における新型コロナウイルス感染症対策として、保健衛生用品や、換気対策物品を購入。
 さらに、地域消費喚起プレミアム商品券を発行する。県の補助金を活用し、プレミアム率30%で、1冊6500円を5千円で販売。発行冊数は20万冊で、紙12万冊、電子8万冊で、併用購入は出来ない。市内在住者は1人6冊まで、市外在住者は1人2冊まで。来年3月1日から、電話やインターネットで予約を受け付ける。販売は4月1日からで、使用期間は4月1日から6月30日。
 他にも、朝見北石垣線道路整備を前倒しするための経費や国の別府港・石垣地区改修事業に対する別府市負担金を計上する。