山の手ひと・まち協議会が高山視察

高山の花里まちづくり協議会で取り組みを聞く山の手メンバー

 山の手ひとまもり・まちまもり協議会(平石栄二会長)はこのほど、先進地まちづくり視察研修を岐阜県高山市で行った。
 平石会長をはじめ、友永丈一副会長、平松徹夫事務局長、河合規充防災士会副会長、後藤智青少年育成部長、岩尾一郎健康推進部長、甲斐直彦野口青少年育成協議会長が参加。
 山の手ひと・まち協議会は、市内でも1番早く協議会を立ち上げ、中規模多機能自治に取り組んできて、6年が経過。今年度は、地域デジタル推進クラブを設置して、地域にスマホ文化の普及を特化事業として取り組んでいる。高山市の花里まちづくり協議会の動画配信やライン活用などのデジタル文化活動を学ぼうと訪れた。
 花里まちづくり協議会は「人の顔がわかる地区づくり」をテーマに、ラインを使った連絡、通知広報などの情報発信や情報収集、地域活動の大きな役割を果たしている。大きな古民家を活用して事務局を設置して、常勤の事務員がいる。ホームページの作成や、ブログと連動したツイッター、フェイスブック、インスタグラム、公式ライン登録者への一斉メールなどを整備し、小学校の下校時間の変更や行事のお知らせなどを共有することで活動をしやすい環境整備が出来ている。
 また、大八まちづくり協議会も訪問。「自助・公助が未来を拓く」として、常勤の事務局長と事務員がおり、時間がある時には高山観光ガイドもしているという。乳幼児から高齢者までを対象に「防災教育」に取り組み、将来の人材育成にも力を注いでいる。
 山の手のメンバーは2つの協議を訪れて、実際の取り組みについて熱心に話を聴き、自分たちの地域で何が取り入れられるのかについて考えた。参加者からは「地域活動を活発にするためには、地域の企業、学校、消防団などともっと緊密に連携して幅広い年齢層の参加を促進すべき」「教育こそが地域の宝づくり」「隔月の広報誌の広告収入が魅力的だと感じた」「まちづくりは継続性が大事」など多くの意見が出た。
 平石会長は「高山市の2つの協議会を訪れてみて、別府市はまだまだだな、と感じました。学ぶところは多かった」と振り返り、これからのまちづくりのヒントを得たようだった。

※友永丈一副会長のお名前は「丈」に「`」の漢字です。