別府溝部短大が20本の苗木寄贈

実走実験で作って販売した商品の売上金でブンゴウメの苗木を寄贈した

 別府溝部短期大学は23日午前10時、別府市にブンゴウメの苗木20本を寄贈し、別府公園で植樹式を行った。
 同短大は別府市が行った、別府公園及び南立石公園のウメの実を活用する実証実験に参加。食物栄養学科全員でレシピを考え、調理クラブでウメを加工した。別府ヘルスメイトと共同でレシピを試作して意見交換。最終的に別府梅ゼリー、別府梅ゼリープレミアム、みぞべ別府梅どら焼き、別府梅ジャムロール2本を作り、農林水産祭で販売した。その収益で苗木を購入。別府公園と南立石公園に植えることになった。
 植樹式では、3本を植えた。溝部仁理事長が「別府市から、公園のウメの実を使って何かできないかという話をいただき、頑張ってお菓子やウメジュースを作りました。農林水産祭で販売して、午前中で売り切れるほど好評でした。売上で苗木を購入できました」。
 長野恭紘別府市長は「ストーリーがすごく良いと思います。皆さんの手によって、喜んでもらえる商品ができて、売上で苗木として戻ってくる。まさに、サスティナブル。大事に育てて、持続的に取り組めるようにしていきたい」とそれぞれあいさつをした。
 長野市長、溝部理事長、加納基晴別府市緑化協会長が苗木を植えた。