元気に100歳迎える

元気に100歳を迎えた村上さん(中央)

 別府市南荘園町のケアホーム偕楽園に入所している、村上幸江さんが15日に100歳を迎え、19日午後2時、長野恭紘別府市長が訪れてお祝いをした。
 豊後大野市千歳町出身の村上さんは、小学生の頃に家族で別府に移住。岩田高等女学校、池坊学園短期大学付設華道専門学校を卒業。お花の先生として、多くの人を指導。夫が亡くなったあとは一人暮らしをしていたが、70歳の時に東荘園に住む姪夫婦と同居。その後、ケアホーム偕楽園に入所した。施設では花壇で花づくりなどを楽しんでいた。ユーモアにあふれ、いつも笑顔で施設の人気者だという。
 長野市長が表彰状とお祝い金等を手渡して「自立した生活ができていることが、一番素晴らしい。体に気を付けて、これからも元気でいて下さい」と声をかけた。村上さんは「100歳といってもたいしたことない。のんきで、あまり気にしない、皆と仲良くすること」と長寿の秘訣について話した。
   ◇  ◇
 扇山の後藤富子さんは19日に100歳の誕生日を迎えた。
 豊後大野市犬飼町出身で、成人後に別府市内のホテルに長年勤めた。退職後は、浄水器関連等の販売代理店を営んでいた。脳梗塞を発症以来、市内の介護医療院に長期入院をしている。
 長寿の秘訣は「つらいことや、悲しいことはいつまでも引きずらない。敬虔な信仰で正しい生活を続けている」ことだと言う。「120歳まで生きる」と自分を鼓舞している。
 別府市内の100歳以上は、村上さんと後藤さんを含めて109人(女性98人、男性11人)となった。