別府市教育委員会は、令和4年度第4回子どもの読書活動応援ボランティア研究会及び別府市子ども読書サミットを21日午後1時、市役所で行った。
東京生まれで別府市在住の絵本作家・きうちかつさんが「ぼくの絵本ができるまで」と題して、講演を行った。きうちさんは「大分から東京に行く飛行機に乗る時には、左側に乗ります。富士山が見えるから。運がいいと、雲がなくて、富士山が見える。電車に乗っても、窓から面白いものを探すのが好き。観察するといろんな事に気が付き、そこから空想が始まる。空想はいつでも、どこでも出来て、お金もかからない。そして、そこから絵本が生まれる」
「1冊書くのに、人によるが、僕の場合は、最低で2年以上かかります。2年でできることはほぼない。4~5年かかる。別府にきて9年目だが、できたのは2冊しかない。絵本が出来るまでには、アイデアを出し、ラフスケッチをしてこま割つくって編集者に見せるの繰り返し。これでもかってぐらいアイデアを出す」と話した。
引き続き、きうちさんが講師となって、ワークショップ「つくってあそぼう へびのたまご」を行い、絵本からはじまる造形遊びを子どもから大人までみんなで楽しんだ。