別府市青少年補導員協議会(大鍜治光子会長)はこのほど、令和4年度の研修会を市社会福祉会館で開催した。約90人が参加した。
後藤省吾別府警察署生活安全課長が「少年非行の現状と課題」と出して講演した。「刑法犯では、泥棒全体では減っているが、車上狙いが増えており、大半はカギをかけていなかった。自転車盗は9月から急激に被害が増えています。人の動きが激しくなったことが原因ではないかと思います。刑法犯少年(14歳以上で犯罪を犯した少年)は、全国的には、平成15~16年にピークがあり、以降は減少している。別府署管内では、平成16年がピークだった。令和3年は5件だった。触法少年(14歳未満で犯罪を犯した少年)は令和3年は事件として扱ったものはなかった」と話した。
また、最近では多くの子どもたちがスマートフォンを持っており、犯罪に巻き込まれるケースも少なくない。「間違えた使い方をしないように、大人が指導することが大切」とした。
引き続き、中学校区ごとに集まって情報交換会を行った。