24日に降った雪は、別府市内にも大きな影響を及ぼした。
別府市によると、24日午後8時頃、各地で車の立往生が発生していることを防災危機管理課による目視やインスタグラムなどの情報で確認。2時間ほど立往生したケースもあったという。「車を学校のグラウンドに入れてもよいか」との問い合わせがあったため、教育委員会と協議して、車道に車を置きっぱなしにすると渋滞や事故などの危険性もあるため、特例で一部小・中学校のグラウンドに車を入れることを許可した。このような対応を取るのは、初めて。
交通の便にも大きな影響が出ている。亀の井バスは25日、終日、路線バスと高速バスの運行を見合わせている。JRも一部遅れなどが出ているため、出かける際には、運行状況を確認を。高速道路は通行止め。空の便にも、大分空港の滑走路が積雪のため閉鎖されているため、欠便や遅延が発生している。
また、別府ロープウェイは付近の道路が通行止めのため、ロープウェイ、九州焼酎館ともに25日は休業。26日は営業予定だが、始発時間が遅くなる可能性もあるという。
さらに、別府市教委は公立の幼・小・中学校について、南立石、朝日、東山、鶴見、大平山の各幼稚園と小学校、朝日、青山、東山の各中学校で25日は休校とした。
一方で、暴風雪警報及び波浪警報が解除されたことを受けて、24日午後10時9分に、災害対策連絡室を解除した。しかし、寒さはまだ続くため、山間部を中心に注意を呼びかけている。