杉乃井ホテル「宙館」26日開業

落ち着いた上品なつくりの5タイプの部屋(写真はジュニアスイート)
天気がよければ絶景が楽しめる最上階の露天風呂「由湯」の男湯

 別府温泉杉乃井ホテル(鞍馬達也総支配人)は26日からフラッグシップ棟となる新しい宿泊棟「宙館(そらかん)」を開業するのに先駆けて、24日午後2時から、関係者を招いて内覧会を行った。
 宙館は敷地内の一番高台にある宿泊棟で、天空の絶景が見渡せることから、「大空の上に広がる果てしない宙(そら)」をイメージして命名された。宙館の宿泊者だけが利用できる、ビュッフェレストラン「テラス&ダイニングSORA」や最上階には、景色を楽しめる露天風呂を備えた「宙湯」があり、上質な大人のくつろぎを届ける。
 部屋は、別府湾からインスピレーションを受けた深いブルーの色調を重ねた「青海」、別府を囲む山々にある豊潤なグリーンをイメージした「森林」、波が穏やかな夕暮れ時のゆったりした様子を捉えた「夕凪」の3つのテーマカラーをあしらい、スイート、ジュニアスイート、デラックス、スタンダード、カジュアルの5タイプ。シーズンや人数によって料金は変わるが、カジュアルで2人宿泊の場合、1人1万7500円(2食付き、入湯税別)から。落ち着いた雰囲気の部屋は家族や友人とのんびり過ごせる。
 午後5時からは、オープニングセレモニーがあり、似内隆晃杉乃井ホテル&リゾート株式会社代表取締役が「地域の皆様や開業準備をすすめてくれた関係者の皆様のおかげで、開業を迎えることができます。付加価値をつけ、情報発信をして、訪れたいと思ってもらえるように積極的に取り組んでいきたい」とあいさつ。来賓の松川幸路別府市観光・産業部長が祝辞を述べた。世界で活躍する和太鼓演奏グループ「DRAM TAO」が登場し、杉乃井の新しい一歩を祝った。