冬型の気圧配置は緩む

 気象庁は大雪と暴風雪及び高波に関する気象情報を25日午後5時、発表した。
 千島近海に発達中の低気圧があり、日本付近は強い冬型の気圧配置となっている。上空の寒気の峠は越えたが、日本付近の上空約5千㍍には、北日本で氷点下42度以下、東日本から西日本で氷点下30度以下の寒気が流れ込んでいる。26日は、次第に西から冬型の気圧配置は緩む見込み。
 ▽暴風雪・高波=北日本では26日にかけて、雪を伴って非常に強い風が吹き、大しけになる。同日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、北海道地方で25㍍(35㍍)、東北地方で20㍍(30㍍)の見込み。
 ▽波の高さ=小笠原諸島7㍍、北海道地方・東北地方・伊豆諸島・北陸地方6㍍の見込み。北日本では26日にかけて、猛吹雪や吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に、東日本ではうねりを伴った高波に警戒するよう呼びかけている。
 ▽大雪=北日本から東日本の日本海側を中心に26日にかけて大雪となる。26日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、多いところで北海道地方・北陸地方60㌢、東北地方50㌢、関東甲信地方・東海地方20㌢の見込み。