レンガホールに「TRANSIT」

オープニング記念の展示を開催中

 別府市の文化や芸術情報を発信するための拠点「TRANSIT(トランジット)」が21日、末広町のレンガホール1階にオープンした。
 「トランジット」は、飛行機などで目的地に行く途中で、給油などのために一時他国の空港に立ち寄ること。施設を経由して、アーティスト等が移住する、アーティストのアトリエ巡りやクリエイターが手がけた商品を購入する、地域や企業の課題解決を図るためのクリエイターとのマッチングを行う、市内や県内での文化的体験を知り、「旅」の搭乗口として、多くの人が立ち寄る場にし、クリエイターやアーティストの移住促進のモデルエリアとなることを目指す。別府市からの委託を受けて、NPO法人ベップ・プロジェクトが運営する。
 施設は、展示室と相談室がある。展示室では、移住クリエイターやアーティストの活動紹介、地域の文化、芸術、産業に関する展示やイベントを開催。相談室では、移住希望者や地域課題、企業の困りごとなどに対して創造的解決を目指したいと考える人の相談を受けたり、情報発信を行う。
 オープニングセレモニーで、長野恭紘別府市長は「これまで、独自の文化を作ってきて、多くのアーティストが移り住んでくれました。いろんな人が出入りして、化学反応でいろんな文化が生まれると思う」とあいさつ。関係者でテープカットを行いオープンを祝った。
 開館を記念して、2月20日まで、オープニング記念展を開催中。午前11時から午後5時までで、火・水曜日は休館。入場は無料。