別府市はこのほど、2022年度年末年始(12月28日~1月3日)の入込客調査の速報値を発表。昨年同様にコロナ禍での行動制限もなく、訪日外国人の入国制限といった水際対策が大幅に緩和されたこともあり、観光施設の来場者は増えた一方で、交通機関や宿泊客は昨年と比べて減少した。
観光施設(アフリカンサファリ、別府ロープウェイ、城島高原パーク、高崎山自然動物園、ハーモニーランド、別府地獄めぐり、うみたまご、別府ラクテンチ、スギノイパレス、地獄蒸し工房鉄輪)の入場客数は、15万3702人で前年同期比0・8%増となった。期間を通して天候にも恵まれたことも要因とみられる。
交通機関では、別府インターチェンジでの乗降車数は9万7300台(前年同期比5・1%減)。船舶(フェリーさんふらわあ、宇和島運輸)は降客数5744人(同1・9%減)、降車数2401台(同4・8%減)。
宿泊施設(29施設)における宿泊客は4万591人で、前年同期と比べて2・7%減少した。感染症によるキャンセルの他、従業員不足で予約を制限した施設もあったとみている。エリア別では、北浜・中央地区1万5638人(同0・8%増)、観海寺・堀田地区1万4826人(同7・9%減)、鉄輪・明礬地区4850人(同1・2%増)、その他地区5277人(同0・9%減)となっている。
ゴールデンウィークあけの5月8日からは、感染症法上の分類が「2類相当」から、インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられることから、更なる観光客の増加が期待されている。