神戸学園グループが台湾バナナ寄贈

別府市内の子どもたちに台湾バナナを寄贈
届けられたバナナは45カ所の保育施設に配布された

 学校法人神戸学園グループ(東京都)は21日午前9時、別府市の子どもたちに台湾バナナ4500本を寄贈した。
 同学園グループは、東京、神戸市、静岡市、福岡市で2つの専門学校と2つの高等専修学校を運営している。学園の蒋惠萍総長が台湾籍という縁もあり「台湾と日本の架け橋になれれば」と一番身近な食を通した交流を行うことにした。バナナの産地である台湾の屏東県の協力もあり、国内複数箇所に寄贈をしている。
 贈呈式には、蒋総長、田部井大介グループ代表、産地とのつなぎ役をした旅行会社JIK株式会社の廖珮君・代表取締役、李建霖・取締役が出席。蒋総長が「是非、皆さんに味わってもらいたい」と松﨑智一別府市副市長に目録を手渡した。
 松﨑副市長は「コロナ禍で交流が途絶えたこともありましたが、社会的には収束しつつあります。子どもの時の体験はずっと残ると思います」とお礼を述べた。
 蒋総長は「若い頃に日本に留学して、結婚をしました。自分の国には何もしていないと思い、両国の橋渡しになりたいということで、食文化を通じて、子どもたちに台湾のことをもっと知ってもらいたい」と話した。
 届いたバナナは、施設ごとに分けられ、市内の認可保育所、認定こども園、認可外保育所45施設に配られた。