別府溝部学園高校が卒業証書授与式

佐藤校長から各科の代表者に卒業証書が手渡された

 別府溝部学園高校(佐藤清信校長)は、令和4年度の卒業証書授与式を28日午前10時、別府ビーコンプラザで開催した。高校は第65回で、171人。看護専攻科は第17回で、55人が巣立った。
 佐藤校長から、卒業生を代表して、普通科の大橋葵さん、食物科の伊藤颯良さん、看護科の中嶋美優さん、看護専攻科の後藤結羽さんに卒業証書が手渡された。佐藤校長は「晴れて卒業を迎えた皆さん、卒業おめでとうございます。入学した時は、どこかあどけなかった表情が、頼もしい感じとなりました。これから、海図のない未知なる世界に皆さんに、3つのことを希望します。1つは、常に人を敬い、感謝を忘れないでほしい。2つ目は、忍耐の習慣を養ってほしい。3つ目は、日々工夫を忘れず、真剣に生きてほしい」と式辞。
 溝部仁理事長はが「学んだ技術や資格を磨き、自分の運命を自ら切り拓いてもらいたい」とあいさつ。来賓の矢須田士PTA会長が祝辞を述べた。
 卒業生を代表して、藤原紅さんが、記念品(大型スクリーン一式、シート一式、テント1張、会議用テーブル5脚、スピーカー付きマイク1本)の目録を手渡した。
 在校生を代表して、仁田野優真さんが先輩との日々を振り返り、送辞。卒業生の吉良美潔さん(高校看護科)が「臨時実習で葛藤を感じたりしましたが、新時代を切り拓く人として、社会に貢献できる人材になりたい。支えてくれた全ての人に感謝の気持ちを捧げます」。奥園愛弓さん(看護専攻科)が「5年間は長いようで、あっという間でした。実習で初めて患者を受け持ち、悩むこともありましたが、メンバーに励まされながら乗り越え、何ができるかを考えたことを思い出します。支えてくれた先生や家族に感謝し、社会人として責任を負って頑張りたい」とそれぞれ答辞を述べた。
 卒業式では、生徒全員がマスクを着用し、ステージに上がる代表のみが直前にマスクを外して行うなど、感染予防対策を徹底しながら行われた。生徒たちは、3年、または5年間の思い出を胸に新しい第一歩を踏み出した。各表彰者は明日掲載。