社会教育活動の合同閉講式

「人生ドライブ」の城戸監督がミニトーク

 別府市教育委員会はこのほど、社会教育活動総合事業「子育て応援講座」「湯のまち学びのカレッジ」、別府市地域教育力活性化事業家庭教育支援部会「みんなでべっぷ子育てLabo」の合同閉講式を市公会堂で行った。
 寺岡悌二教育長が「1年にわたりご参加いただき、ありがとうございます。家庭教育、地域教育に必要な実践力を身に着け、学んだことを家庭や地域社会に還元してもらえれば」とあいさつ。
 各事業の実践報告。映画「人生ドライブ」を上映し、城戸涼子監督のミニトークが行われた。10人の子どもたちを育てた熊本県の岸英治さんと信子さんの家族の物語。地震や火災などに見舞われながらも、家族で前向きに暮らしている。城戸さんは「20年間の取材のうちの2年間、担当しました。子どもたちは、カメラが来ても自然体。子どもたちも大きくなって、親戚のおじさんやおばさんになった気分になる。でも、信子さんも3人目までは、子育てに悩んでいました。4人目が生まれると、人に頼らないと物理的に無理になり、1人で悩まずに周りに頼ることは悪いことじゃないと知ったという話を聞きました」などと話した。
 様々な出来事を家族で乗り越えていった姿に、参加者も共感した様子だった。