国東半島宇佐地域農業遺産ガイド

最後の現地研修を終えて認定証が交付された

 一般社団法人豊の国千年ロマン観光圏(会長・松川幸路別府市観光・産業部長)と国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会(林浩昭会長)は、令和4年度国東半島宇佐地域世界農業遺産「GIAHS(ジアス)ガイド」育成研修会を行い、このほど、認定証交付式を行った。研修には10人(うち新規が7人)が参加し、認定証交付式には4人が出席した。
 国東半島宇佐地域は、「世界農業遺産」の認定を受けており、概要を説明できるジアスガイドを育成するもので、今年で2年目。3回に分けて研修を重ねてきた。
 最終回となる3回目は、現地研修を実施。バスの中で、ジアスガイドによる世界農業遺産の説明を聴いたあと、「森」「里」「海」の3つのテーマごとに体験。
 「森」では、原木しいたけ生産をしている橋本智和さんから世界農業遺産の循環について話を聴き、ほだ場を見学したり、収穫を体験。
 「里」では、農村レストラン「蔵人」で食事。農村家庭料理を味わい、田染地域の取り組みについて学んだ。「海」では、守江湾で教育旅行プログラムの体験や海との循環について勉強をした。
 その後、別府市京町のAPUプラザ・オオイタに戻り、意見交換と認定証交付式を行った。実際のガイドを聴くなどして、参加者は「貴重な経験だった」「自分が伝えたいことだけではなく、お客の立場に立ったガイドをしないといけないと感じた」「ストーリーをどう生み出せるかが大切だと思った」など、感想を述べて意見交換をした。
 林会長から認定証を交付。先輩ガイドに囲まれて、記念撮影をして新たなガイドが仲間入りをした。