別府ラクテンチは明星小学校の6年生44人を招いて「第76期卒業生一同記念植樹」を10日午後1時30分、同所で実施した。
新型コロナウイルスの影響で様々な行事がなくなったり、縮小されたりと我慢を強いられている子どもたちに、楽しい思い出を作ってもらおうと、一昨年から行っており、今年も植樹を行った。
植樹式の初めに、西貴之(株)ラクテンチ代表取締役社長が「皆さん、小学校3年生まではこれまで通りの学校生活をしていましたが、4年生から新型コロナの影響でいろんなことが制限されて辛い思いをしたと思います。74期生のときから記念植樹をしてもらいました。花を見に来てもらうたびに、その頃を思い出して未来につながればと思い始めました。6年間の思い出をこれから先も思い出してもらえるよう、一生懸命植えてください」とあいさつした。
続いて、佐藤元昭明星小学校校長が「多くの思い出を作ってもらいたかったのだけど、この前のスケート教室は中止になりました。ラクテンチの西社長が『皆さんに小学校最後の思い出を作りたい』ということになりました。未来に残る活動です。卒業式前の思い出として心を込めて植えてください」とあいさつし、植樹指導員による植栽説明、注意事項があり、植樹を開始した。
児童は5班に分かれて園内各所で常緑ヤマボウシ、ハナミズキ(ステラピンク、ステラホワイト、ステラレッド)の計10本を植樹した。
卒業する西真美子さん(12)は「土で埋めるところが、楽しかった。みんなで出来て嬉しかった。植樹したハナミズキやヤマボウシの成長を見守りたい」と笑顔で話した。
明星小学校では、17日に卒業式が行われる。