沸く湧くフェスや図書館展示

別府翔青高校グラウンドで手作りロケットを打ち上げる子どもたち
図書館と宇宙がコラボした展示を行った

 大分空港が、アジアで初めて水平型の人工衛星を打ち上げる「宇宙港」に選ばれて以降、大分県内では様々な宇宙に関するイベントが開催されている。
 温泉プロジェクト実行委員会主催の「沸く湧く宇宙フェスin別府~宇宙の夢を沸かせてみよう~」が11日午前10時、別府ビーコンプラザで開催された。
 ワークショップでは、小学生が温泉を活用したペットボトルロケット、中学生は湯の花を原料とした湯の花ロケット、高校生以上は、ロケット工学の知見を学ぶアルファーロケットを作った。打上は、県立別府翔青高校の第3グラウンドで行われた。はじめに小学生がロケットを手に打上に挑戦。ペットボトルを組み合わせて作ったオリジナルのロケットに温泉を入れ、発射台にセット。空気入れでペットボトルの中に空気をパンパンにして、スイッチを押すと飛び出す仕組み。
 空気がたまるごとに空気入れの抵抗は大きくなり、空気の抵抗力を体感。飛び出す角度も重要で、自分たちで考えて好きな角度にセッティング。スイッチを押すと、勢いよく温泉が噴射され、飛び出していった。ロケットが飛び出すと子どもたちは「やった!成功だ!」と大興奮。落下したロケットを改修して、壊れた部分があれば補修をして「今後はもっと遠くに飛ばす!」と再びチャレンジ。3回ほど挑戦する子どももいた。
 他にも、学生が宇宙ビジネス候補案を発表するなどした。
 また、別府市教育委員会教育政策課と市立図書館が14日まで、別府ビーコンプラザで「宇宙×図書館=∞(無限大)」の展示を行った。宇宙関連団体の協力で、「おおいたそらはく」での宇宙本やパネル、宇宙食、グッズを展示。子どもも大人も興味深そうに見ていた。さらに、令和7年度開館予定の、新図書館のイメージパースなども飾られた。