国際クルーズ船の記念式典

記念式典に出席したルカ・マルヴィーロ船長ら
初寄港したセブン・シーズ・エクスプローラー

 客船「セブン・シーズ・エクスプローラー」(5万5254㌧、全長224・02㍍、幅31㍍、マーシャル諸島船籍)が18日午前11時30分、別府国際観光港第4埠頭に初寄港した。午後10時、釜山に向けて出港した。
 乗客はオーストラリア、カナダ、スイス、イギリス、アメリカ、日本など517人。バス18台で別府市、宇佐市、臼杵市などを巡る8種類のツアーに出た。ツアーに参加しない乗客は、シャトルバスやタクシーを使って市内などを巡った。
 記念式典は午後1時、第4埠頭の常設上屋で行われた。
 松崎智一別府市副市長(大分県国際観光船誘致促進協議会会長、長野恭紘別府市長代理)が「ここ別府市は豊かな自然と温泉資源に恵まれた観光都市であります。市内いたる所から立ち上る湯けむりは、国の重要文化的景観に指定された別府が世界に誇る景観です。今回のオフィシャルツアーでは市内のほか、大分市の高崎山や城下町臼杵の散策があると聞いています。ぜひ二度、三度と訪れていただき、大分の自然、グルメ、歴史文化、そして日本一の温泉を体験してください」とあいさつ。
 続いて、松崎副市長とルカ・マルヴァーロ船長が港章を交換した。
 市原隆生副会長(別府市議会議長)、秋月久美副会長(大分県商工観光労働部観光局長)、土谷晴美副会長(公益社団法人ツーリズムおおいた専務理事、同会長代理)がルカ船長、アンドレアス・ピッチーニンジェネラルマネージャー、ドリュ・パブロクルーズディレクターに記念品を手渡した。
 別府市職員が船長ら3人に花束を贈呈した。
 最後にルカ船長が「別府に立ち寄ることができて、とても嬉しかった。このような綺麗な都市に立ち寄り、歴史や文化に触れることに楽しみにしていました。この3年間は、私たちも日本の皆さんにとっても大変な時期でした。この時を迎えることが出来て、前向きに考えています。初入港に関して感謝しています」とあいさつ。
 最後に記念撮影を行った。