別府市が地域福祉計画と活動計画

 別府市はこのほど、第2期別府市地域福祉計画及び第3次別府市地域福祉活動計画を策定した。
 同計画は、地域で暮らす人々が、障がいの有無や年齢などに関係なく、お互いに助け合って支え合いながら、住み慣れた地域で暮らしていけるような地域福祉をみんなで築く取り組み。市民と行政、福祉事業者などが一体となって地域福祉の向上を進めるための計画。計画期間は、令和5年度から9年度の5年間。
 基本理念は「自分らしく過ごせるぬくもりと支え合いのまち 別府」とし、①誰もが必要な相談・支援が受けられる体制づくり②助け合い・支え合いの地域づくり③安全・安心に暮らせる地域づくりーを基本目標として掲げている。
 1つ目の目標では、包括的な相談支援体制の充実や、地域に関心をもつきっかけづくり、複合的な課題に対する支援体制づくりを行い、様々なニーズに対して、それぞれ適切なサービス利用につなげる。
 2つ目の目標では、地域における助け合い・支え合いの強化や、地域福祉を支える人材の育成、地域住民及びボランティア参加の促進を行う。
 3つ目の目標では、災害時における要配慮者支援体制の充実、見守り体制の充実、安心できる生活を支える体制づくりを進める。
 また、再犯防止推進計画も一体的に策定した。国や県の計画を踏まえて▽住居・就労の確保▽保健医療・福祉サービスの促進▽学校等と連携した修学支援及び非行の防止▽民間協力者の活動促進と広報・啓発活動の推進ーに取り組む。
 さらなる地域福祉の充実に向けて、協働を推進しながら、誰もが住み慣れた地域で、生きがいをもって支え合うことで、その人らしい生活を送ることが出来る地域づくりを目指す。