仏ヴィンシーの副市長が来別

旅行で別府を訪れたビ二ョン教授が長野市長を表敬訪問した

 フランスのヴィンシー副市長でクレルモンオーヴェルニュ大学で温熱医学の教育を担当しているヘヴ・ジャン・ビニョン教授が3月31日午前10時、長野恭紘別府市長を表敬訪問した。
 開業医でもあるビニョン教授は、分子病理学診断とがんの遺伝的リスクに関する遺伝子の構成分析を専門とする腫瘍遺伝学部門と医学生物学研究所を率いている。
 別府市が開催している「別府ONSENアカデミア」の出演者を検討する中で、ビニョン教授とつながりをもった。今回、ビニョン教授が個人旅行で日本を訪れ、別府も訪れたことから、訪問が実現した。九州大学大学院工学研究院の武田美都里特任教授もリモートで出席した。
 ビニョン教授は「ヨーロッパと日本の温泉医療の違いにとても興味があります。別府は、世界1ぐらい有名な温泉地なので、以前から興味を持っていました。英国のバース市と姉妹都市と聞きましたが、我々もバース市とは仲良くしている」と話し、泉質や医学的なかかわりなど、積極的に多くの質問をした。
 長野市長は「日本では、これまで温泉は何となく体に良いといわれてきましたが、化学的にどうよいのか、腸内細菌で調査をしているところ。しっかり研究できれば、世界中の人を幸せにすることが出来ると思う」などとし、ビニョン教授は、強い関心を示した。