第25回日本フットボールリーグ第5節が8、9日に各会場で行われた。ヴェルスパ大分は、9日午後1時、レゾナックサッカー・ラグビー競技場AコートでFCマルヤス岡崎を迎えて試合。試合終了を前に相手のオウンゴールを誘い、1点を奪った大分が1ー0で勝利。大分は3連勝で、勝ち点で首位のソニー仙台FCと並んだ。
試合前に、第4節でJFL通算100試合出場を果たした、大分の山﨑一帆選手に奥さんから花束が贈られた。また、この日の試合で岡崎の塩谷仁選手も通算100試合出場となった。この日は、「別府市民デー」ということで、別府市の宣伝部長「べっぴょん」がキックインセレモニーを務めた。竹鈴づくり体験もあり、多くの人が楽しんでいた。
試合は前半、大分がボールの主導権を握り、6本のシュートを放つも、得点につながらず。0ー0で折り返した。後半も大分は8本のシュートを放つも、得点できず。アディショナルタイムに入って3分、大分は素早いパスから一気に相手ゴールに迫り、薮内健人選手が放ったシュートを岡崎の選手がクリアしようとしたところ、ゴールに吸い込まれ、オウンゴールで1点を先制。この1点を守り抜いて、3連勝となった。
試合後のインタビューで、藪内選手は「あれは、完全に僕の点です」と話し、会場を沸かせた。山橋貴史監督は「引き分けで終わるのではなく、取ると言う気持ちでやった。ホームなので、勝ち取るべきだと思っていた。選手も期待に応えてくれた。皆さんの応援あっての、魂の1点だったと思います。一緒にJ3昇格目指して、応援をしてほしい」と話した。
第6節は、たまゆら陸上競技場でFCティアモ牧方と対戦。次のホーム戦は、第7節で、30日にヴィアティン三重を迎えて、ジェイリーススタジアムで試合を行う。