安部一郎氏、3期目の挑戦

「チェック機能を果たす」と安部一郎市議

 3期目の選挙になる安部一郎別府市議(61)。「議会活動は楽しいですよ。勉強しないといけない苦しさはありますが、楽しさの方が大きい。人の役に立てていることを考えると充実しています」という。自らのキャッチフレーズは「町の御用聞き」。軽いフットワークで泉都を駆けぬける。
 2期目は別府市のブルーラグーン構想に反対した一人。「温泉を守ることは市民憲章の精神です。改選後、執行部は形を変えて温泉ウエルネスツーリズムを提案してくるでしょうが、しっかりと検証してチェック機能を果たしたい」と当局に対して是々非々の姿勢で臨む。
 平成27年の選挙で初当選。市議会広報公聴委員長のとき、議会のホームページ(HP)を改革。また自らのHPも開設して、さまざまな声が寄せられているという。「例えば、別府の街はタクシーがつかまらない。観光都市として問題だ、という意見があります。巡回バスなど新しい交通体系を当局に提案したい」と力を込める。
 「町の御用聞きも、一人では限界があります。自民党議員団の中でチームを組みたい。例えば観光は私が担当する。教育は別の人、建設水道は誰々と専門の分野を持って議会活動したい」と構想を持ついっちゃん。